僧帽筋と肩甲挙筋の筋肉間は肩こりの原因になりやすいといわれています。
そこに局所麻酔剤を生理食塩水で薄めた注射を行い、肩こりの改善を目指します。
肩には肩峰下滑液包という小さな関節の袋があります。
ここが炎症を起こすと、肩を挙げたり、エプロンの紐を結ぶ動作のときに痛みを生じます。
小さい関節の袋なので、エコーを使用して、正確に注入を行うようにしています。
関節リウマチは、関節が破壊される疾患ですが、初期はX線検査ではわかりにくいことが多いため、エコーを使って滑膜炎(組織の炎症)の診断をします。
(ア) 痛風の関節痛は、【風が吹いても痛い】といわれるくらい痛いのが特徴です。
特に多いのが、足の親指付け根です。非常に狭い場所なので、エコーで正確に注射部位を同定するようにしています。