マッケンジー法講習会 partA(腰椎基礎コース)に参加してきました。
マッケンジー法とは、評価の中で患者さんが「良い反応」(痛み軽減)を示す動作を見つけて、その動作を患者さんにセルフエクササイズとして指導し、姿勢を含め患者さん自身の「自己管理」によって症状を改善し再発予防するというシステムです。良い反応を示す動作はシンプルであることが多いです(例えば、腰の前屈あるいは伸展などの反復運動)。外来患者さんにとっては日常生活の中での自己管理がとても重要になってきます。その点で、当院にはマッケンジー法のシステムはとても有効だと感じました。
今回研修の4日間があっという間に感じてもっと講義を聴きたいと思うほど前川先生のコーチングは素晴らしくて楽しめました。数名の実際の患者さんによるデモンストレーションがあったり、受講者全員でおこなうロールプレイングがあったりと、臨床現場を想定したとても充実した内容でした。九州界隈からPT、OT、医師、柔道整復師などの多職種が参加し、マッケンジー認定セラピストの方も含めみなさまから貴重なアドバイスをいただけました。
今回は腰痛に着目した内容でしたが、評価、病態分類、マネージメント、再発予防というプロセスは様々な疾患に当てはまり応用できるものです。マッケンジー法をいち早く臨床場面で活用できるように今回の講習内容を整理しなおし、形にして、当院で実践していきたいです。
作業療法士