みなさんこんにちは。院長の伊達亮です。
6月13日(火)、第一三共株式会社とセイエル社の社内研修講演の講師をさせていただきました。
神経障害性疼痛ガイドラインに沿って、痛みの分類や薬剤の使い分けなどの基本的な内容を中心にお話しました。
3ヶ月以上長引く痛みを一般的に慢性疼痛と呼ぶのですが、近年、様々な薬剤が処方できるようになり、患者さんにとって福音となっています。
当院では、慢性疼痛に対して、硬膜外ブロックなどのブロック注射や運動器リハビリに加えて、高用量のアセトアミノフェン(商品名カロナールなど)やNSAIDs(ロキソニンなど)、プレガバリン(リリカ)ミロガバリン(タリージェ)デュロキセチン(サインバルタ)トラマドール製剤(ツートラムなど)を痛みの性状などによって使い分けております。
当院が掲げている【寝たきり0】には適切な疼痛管理が重要です。痛みを0にできなくても、痛みを減少させることで必要十分な日常生活を送り、リハビリなどで筋力維持を行うことが大切だと思います。
長引く痛みを抱えている方や下肢の筋力の衰えなどが気になる方はお気軽にご来院ください。