骨粗しょう症による骨折は、50歳後半頃から始まります。まず、手首(橈骨遠位端)から始まり、60歳頃から椎体圧迫骨折(背骨)が少しずつ増えます。この場所は【いつの間にか骨折】といって痛みなどの自覚症状がないのに少しずつ骨折が進みます。※手首の骨が折れずに、椎体圧迫骨折が起こり始めるケースが圧倒的に多いです。一番怖いのは80歳前後から急速に増える大腿骨近位部骨折(股関節周囲)です。ここが骨折すると寝たきりのリスクが高まり、肺炎などの合併症から死に至るケースもあります。