変形性ひざ関節症
(へんけいせい ひざかんせつしょう)
ひざ関節の軟骨がすり減り、関節に炎症や痛みが生じます。
パンフレットはこちら
変形性ひざ関節症の進行
適切な治療を行わないと、少しずつ右側に進行します。
Gradeが1や2のうちに、筋力トレーニングなどのリハビリやヒアルロン酸注射などを行いましょう。
基本的に進行した状態が、左側に戻ることはありません。進行を予防するには、ヒアルロン酸注射が一番です。
変形性ひざ関節症の治療法
- 抗炎症薬
- 減量
- リハビリ
- 可動域を上げる練習や筋肉向上のトレーニングをします
- 注射
- エコーを使用して、正確に関節内へ注射を行います
- ヒアルロン酸注射について
最初の5週間は毎週。以降は、2週間おきに行います。
ヒアルロン酸は、基本的にずっと続けた方が、将来的に手術になる可能性を下げると思います。
- 手術
よくある質問
- 水をぬくと癖になるのでしょうか?
- 癖になることはありません。
水がたまる原因は、膝に炎症が起こっているためで、水を抜こうと抜くまいと炎症が起こっている間は水がたまります。
ヒアルロン酸にも炎症を抑える効果があります。
変形の程度にもよりますが、ヒアルロン酸を続けると水はたまりにくくなります。
- ヒアルロン酸の注射はいつまで続ければよいでしょうか?
- ずっと続けた方がいいと思います。
理由は、注射をやめるとしばらく調子がよくても、3-4ヶ月すると痛みが再発するからです。
その間、軟骨は少しずつすり減り、画像で悪化していることが多いです。
進行を抑え、手術にならないようにするには、注射を続けるしかありません。
- 市販のコンドロイチンなどのサプリメントに軟骨保護作用はありますか?
- ありません。医学的に関節を保護できると認められているのは、関節内へのヒアルロン酸注射だけです。だから、注射はずっと続けた方がいいと思います。
- 自分でできる運動療法はありますか?
-
太ももの前側の筋肉を鍛えましょう
- 5秒かけて片足を10cmほど上げて、5秒ほど保つ
- 5秒かけて、ゆっくりと戻す
- 同じ動作を片足20回ずつ 1日2セット