だて整形外科リハビリテーションクリニック

ハイドロリリース(筋膜リリースも含む) hydro-release

ハイドロリリース(筋膜リリースなど)についてご紹介いたします。

ハイドロリリースとは

ハイドロリリースとは、筋膜・神経などに生理食塩水に麻酔薬を混ぜた薬液を注入して癒着を剥離(リリース)し、局所の可動性が悪くなった末梢神経に滑走性をつくることで痛みや痺れを軽減する治療法です。また注射により症状が改善すれば原因が特定できます。

当クリニックでは、肩こりや手根管症候群などの神経のトラブルなどに多用しています。

痛みが消失しても、生活習慣や身体の使い方が変わらなければ症状を繰り返すこともあるため、予約制で理学療法士等によるマンツーマンリハビリを行っています。運動療法で筋肉をつけ、正しい姿勢を保持する事で症状の再燃を防ぎます。

当クリニックでは、できるだけ細い針を使用して、皮膚に刺すときの痛みを軽減する工夫をしています。注射による痛みを0にできるわけではありませんが、0に近づけるよう工夫をしています。

肩こり

  • 僧帽筋と肩甲挙筋という筋肉同士の間(筋膜)に注射を行います。
  • 筋膜にある血管を同定し、血管を傷つけないようにして、薬液をいれていきます。血管の周囲にはエコーで可視できない細い神経が存在しており、薬液の注入によって神経の癒着がはがれるため、症状が改善すると考えられています。
  • 個人差はありますが、薬液を注入している最中から症状が軽くなったと言われる方もおられます。

手根管症候群

  • 手首のひら側の比較的浅いところに正中神経という神経が圧迫や何らかの原因で周囲の組織と癒着が起こると、親指から薬指にかけてしびれや痛みが生じます。
  • 正中神経のまわりに薬液を取り囲むように注射を行うと痛みが軽快することが多いです。