専門医制度は、患者さんが安心して医療を受けられることを目的として制定されていますが、取得には高いハードルがあります。
医学部での教育期間や専門研修施設での研修期間などを合わせると10年以上を要し、さらに試験をクリアしなくてはなりません。
患者さん側のメリットは、十分な知識と経験をもつ専門医のもとで、標準的で安心できる医療を受けることができます。また、医療機関を受診するときに目安になりす。
医師にとっても専門医資格の取得や維持をすることで、自信と誇りを持って患者さんに医療を提供できるようになります。
当クリニックでは、日々進歩する医療水準に対応し、患者さんに安心して受診いただくよう、様々な専門医資格の取得・維持に努めています。
ここでは、その一部をご紹介いたします。
整形外科専門医とは、大学医学部で6年間教育を受け卒業後、医師国家試験に合格し、さらに医師として6年間、主に整形外科を中心に研修を納め、専門医試験を受験し合格した医師です。
整形外科専門医試験を受ける資格は、日本整形外科学会の作成した研修ガイドラインに沿った研修、学会発表、論文発表などをクリアして初めて得られます。
試験は、筆記試験・口頭試問からなり、整形外科全般の高度な知識が要求されます。
合格後は5年ごとの資格更新があります。資格を継続するための要件も厳しく、学会や研修会に一定時間以上の出席が義務付けられています。
患者さまに安心して受診していただけるような内容の資格設定になっています。
(日本整形外科学会HPより一部改変)
日本リウマチ学会リウマチ専門医取得には4つの条件をクリアしなければなりません。
試験はリウマチ・膠原病・整形外科・骨粗鬆症など様々な科の総合的な知識が要求されます。
合格後は5年ごとの資格更新があり、学会や研修会に一定時間以上の出席・自らが経験した症例を20例報告する必要があります。
(日本リウマチ学会HPより一部改変)
以上を経て、日本リハビリテーション医学会専門医と認められます。
以上を経て、骨粗鬆症学会認定医と認められます。